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札幌駅の駅弁(会社はいずれも札幌駅立売商会) 札幌駅以外の北海道の駅弁はこちら

 

1.「札幌名物ジンギスカンあったか弁当」 ¥750

 

   

 

札幌の名物はなんと言っても「ジンギスカン」。これを食べにビール庭園などに足を伸ばした人も多かろうが、「そんな時間ないよ〜」とボヤく人も手軽に味わうことができる一品。加熱式なのがこの駅弁の命なのかも知れないが、うまく行かないと真ん中だけ熱くて端は冷たい・・というおかしなことになってしまう。

加熱式なので量はそれほど多くないが、タップリのジンギスカンでボリュームも満点、そして何よりも地元の名物でしかも加熱式で¥750という安さが特筆される。昼前くらいでないと手に入らないかも知れないが、迷わず手を出してみたい駅弁である。

 


2.特製鳥めし ¥710

 

   

 

この鳥めし自体は悪くないだろうし、素朴なイメージで「かにめし」と並んで駅弁のイメージにピッタリ。ただ、札幌駅の駅弁は実力派が多く、どうしてもそちらに目が行ってしまう傾向も否定できないのがツライところ。それでも魚系統の駅弁が多い北海道で、堂々と鳥を使った駅弁を販売しているのは非常にありがたい感じがする。   

 

 


3.「北海道日本ハムファイターズホームラン弁当」 ¥1,000

 

   

 

皆さんもご存知の通り、今年から日本ハムが新たに本拠地を札幌に構えた。それを応援すべく登場したのがこの駅弁。内容はファンの公募によって決められ、アイデア満載の内容だ。右下から解説すると、ホームベースに漬物、ダイヤモンドには「ナインが翔る鮭めし」。外野はレフトには日本ハム製の「ハムカツ(勝つ)」とウインナーバット、そしてボールをイメージしたうずらたまご、センターには札幌名物のジンギスカン、そしてライトが面白い。ライトには対戦相手の名物が満載。福岡の明太子に神戸の牛肉牛蒡巻き、大阪のタコヤキ、千葉の鶏の落花生揚げ、そして埼玉・所沢は「ししとう」である。

「所沢にししとう?」と思うが、考案者本人に聞くと、「獅子倒」という意味を込めた、とのこと。そして左上の大輪はホームランをあしらったもの、とのことで、見た目が美しいので、中身がうまいのも当然と言えよう。そして北海道で採れる様々な具材をふんだんに使用して¥1,000とはお値打ちというレベルを通り越しており、札幌ドームでの観戦にもってこいの一品でもある。一応公式戦終了までの限定品のようだが、現在のところ札幌駅一番の売れ行きだそうで、レギュラー化が望まれる。

なお、最初は元々札幌ドームで販売するための弁当かと思ったが、札幌ドームで販売している「ファイターズ弁当」は中・外とも意匠が異なり(但し2種類ある)、「駅弁」マークはないものの、意外にもこの弁当は札幌駅のみの販売のようだ。札幌ドームは建前上飲食物持ち込み禁止を徹底させていたが、日本ハムが移転後は用意していた弁当が序盤で品切れするケースが続出したせいか、現在ではビン・カン・ペットボトルを除いて、持ち込みは黙認された格好になっているようだ。

 


4.「札幌焼売」 ¥520

 

   

 

シュウマイというシロモノはどこで食べても「これはここのシュウマイ」と言ったりするのは難しいのかも知れないが、鳥栖に次いで見つけたシュウマイの駅弁。箱のスタイルを見ると「駅弁」として販売しているイメージには乏しいが、基本的にはご飯を使用しない場合はマークを付けることができないから、まあ駅弁としておこう。札幌ドームの観戦に、つまみとして用意するのも最適だ。

鳥栖と大きく違うのは、10個入りと少なくなるが、シュウマイ1つ1つの大きさが大きくなること、味はどれも変えていないようだ。シュウマイは主食にはならないが、それほど高くないので、いつ手を出しても損はないシロモノと言えよう。

 

 


5.「札幌名物かにめし」 ¥1,100

 

   

 

札幌駅の駅弁としてはそれほど安くないが、一目見てかに好きにはよだれが垂れそうな内容。かにの身が1つ1つ大きくて歯ごたえがあり、具もちょうどよい。かには私はあまり食べないが、この中身なら問題なく、ものすごい速さではしを進めたのが、この駅弁のうまさを物語っている。

札幌クラスの大駅にしては珍しく実力派の駅弁が揃い、いずれの駅弁も手を出したくなってしまう。実際に全ての駅弁を食べるわけにもいかないだろうが、グループ旅行では1つずつ買って分け合っても良い。

 


6.「北の黒牛弁当」 ¥1,000

 

   

 

どことなく神戸の「肉めし」を思わせるような内容で、肉の質などもどこか似ている。「ホームラン弁当」なみに具材にはこだわりがあり、肉は「どの産地で、誰が、どのように」生産したかがわかる、「トレーサビリティシステム」を使用した「全農安心システム」の第1号となった、宗谷岬肉牛牧場で育った「宗谷黒牛」を使用。

タマネギは意外にも札幌市内産だが、札幌市のタマネギの作付面積は第7位と、結構農業も盛んな都市である。ご飯はもちろん「ほしのゆめ」であるが、これは駅弁の鉄則ともいえる「冷めてもおいしい」ことも作用したようだ。

北海道の駅弁はどうしても魚系統の駅弁が多いのだが、この札幌駅に関しては、鳥めしとともに魚を使わない駅弁も豊富にあるので、非常に手を出しやすい。好き嫌いの激しい人でも、札幌駅では「全く駅弁に手が出ない」と言う人はいないような気がする。

 


7.「あつあつうなぎ飯」 ¥1,070

 

 

   

 

この駅弁の紹介を最後にした理由は、わかる人も多いかも知れない。うなぎ系統の駅弁が全国的に衰退する中、北の大地でうなぎ飯を販売していること自体は特筆ものだが、はっきり言って手を出して得などということはない。うなぎは安くないことはわかるのだが、ほぼ同じ容器で札幌の名物「ジンギスカン」を¥750で販売しているのに、取り立てて特徴のないうなぎ飯が¥1,070では、大して売れることもないような気がする。そのせいか売店にも11時にならないと入荷しないらしい。

うなぎ飯の販売は続けて欲しいし、冬場は加熱式がベストだが、加熱式は発熱体が大きくなるため、箱がかさばる割には中身が少ないケースが多い。それを考えると、駅弁の原点ともいえる、「冷めてもおいしく食べれる」駅弁に変えて、中身を増やすことはできないのだろうか?たっぷりのタレなどは評価できるが、ジンギスカンとの対比評価がありすぎ、価格も手伝って、2度と手を出すことはなかろう。

最後に札幌駅の駅弁でもう1つ評価できることがある。それは、札幌駅は本州への<カシオペア><トワイライトエクスプレス><北斗星><はまなす>を始め、道内への夜行も運転されるが、その道内の夜行が出る時刻までワゴン販売で付き合ってくれるのである。必ず販売があるという保証はしないが、ことに札幌駅の食事情は、相当恵まれているようである。

 

 


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