鉄道旅行を引き立てるシロモノを考える・・

 

みなさん、お気に入りの駅弁・駅そばありますか?

 

 

山本町駅(瀬戸鷹)はこんなシーンを大切にしていきたい・・・(鹿児島本線:折尾駅)

 

小学校2年だったと思う。当時国鉄が発売した「お年玉フリーきっぷ」だったかで、朝1番の0系<ひかり>で東京へ日帰りで往復したことがある。行きの<ひかり>は食堂車休業でビュフェ、帰りの<ひかり>で初めて「列車食堂」を経験させてもらった。

その後、<ひかり>に乗るたびに出来うる限り食堂車を利用してきたが、九州ブルトレの食堂車は利用できる機会がないまま、営業を終えてしまった。

<ひかり>の食堂車も「ニュー新幹線」と呼ばれた国鉄時代の100系(X編成)には2階建ての食堂車が連結され、JR西日本が増備した2階建てを4両連結した「グランドひかり」の登場で、その存在は安泰かと思われた。しかしバブルの好況に追われてグリーン車を増やす必要に迫られていたJR東海は、増備した100系(G編成)では食堂車を設けず、大型売店「カフェテリア」を設置しただけだった。

1992年に登場した<のぞみ>はまさに新幹線のフルモデルチェンジ車で、東京−新大阪間2時間56分を2時間30分に短縮するなど、翌年の博多乗り入れ以降、着実に力を付けていった。その後は時速300キロ運転ができるJR西日本の「500系のぞみ」、JR東海「700系のぞみ」などが増備され、長距離の新幹線利用に<のぞみ>が定着しだしたが、<ひかり>の陰は薄くなる一方だった。

1995年に発生した兵庫県南部地震の影響で「0系ひかり」から食堂車の引退が早まり、後にX編成も東海道<こだま>に転用されて営業を休止、ほどなく東海道では0系と共に姿を消した。その後は「グランドひかり」を利用して1日4往復の<ひかり>だけが食堂営業を続けたが、2000年にデビューした「<ひかり>レールスター」の前に、新幹線における列車食堂の歴史に幕を降ろすことになったのである。

現在では食堂車に行けば気軽に飲食が出来る・・というタイプの列車食堂はなく、定期列車では上野と札幌を結ぶ特急寝台<北斗星>に、臨時列車では同じく<カシオペア>と大阪と札幌を結ぶ<トワイライトエクスプレス>のみに連結されているが、夕食はフランス料理中心の予約制で、値段も張る。それでも消滅するよりはましなのかも知れないが、もう食堂車から富士山とかが見れないことを思うと残念至極である。

しかし、日本の列車の旅を彩る食事は何も食堂車だけではない。そう、「駅弁」があるではないか。「駅弁」と言っても、定義はすごくあいまいなのである。手元の国語辞典によると

 

[えき−べん 駅弁] 鉄道の駅で売る弁当。明治18年、宇都宮駅で売られた握り飯が最初と言われる

 

とあるだけで、それならばぶっちゃげた話、最近流行っている駅ホームの売店を改装したコンビニ風の店舗で売っているような弁当まで「駅弁」となってしまい、それではあまりにも味気ない。

それならば「駅弁」の定義はあるのか?と言うことになると、それがあるのである。「JR6旅客鉄道株式会社における構内営業の施設の整備改善をはかるとともに、会員の技能、資格の向上を期することにより一般旅客に対して最前のサービスを提供すること。」を目的に1946年8月5日に設立された「社団法人 日本鉄道構内営業中央会」に加盟している駅弁業者が販売する駅弁が「公認の駅弁」と一般的にはされており、その駅弁には冒頭の「駅弁」マークを付けることができる。

しかしながら、JR化後は加盟業者でないと駅弁などを販売できないということでもなくなり、これを脱退した業者もいくつかある。またこの「駅弁」マークを付記できる弁当(原則的にご飯物を使用したものに限るらしい)にもいろいろな制約があるようなので、ここでは中央会の加盟業者はともかく、非加盟は無関係とし、とりあえずの原則として「明らかに列車の利用者向けに、主に列車内で食べてもらうように仕向けたと思われる弁当、またそれに準ずる弁当」とさせていただくこととした。

 

しかしながら、駅弁を取り巻く環境はお世辞にもよいものではない。駅弁を販売している業者は「××商店」クラスの零細企業が多く、それらの業者は駅弁以外にも仕出しなどで活路を見出しているが、ここ1年近い間でも日田、成田駅などから駅弁屋が撤退、<ひかり>が停車する福山でさえ駅弁業者が破産するといったニュースも届いている。

現在では列車の窓が普通列車でさえ開かない列車が増え、機関車の付け替えや荷物の積み下ろしなどで主要駅で長時間停車する列車も減り、特急列車では駅での停車時間も短くてたとえホームに立ち売りが出ていても買うのは難しくなっているのが現状である。また福山と同じように天王寺駅でも駅弁屋が破産したことがあるが、一見大阪の大ターミナルと思えど、かつては<くろしお>をはじめ南紀方面の列車の発着駅だった駅も、今ではそのほとんどが新大阪・京都へ直通するようになっては商売にならないのも理解できる・・といったように、皮肉にも輸送サービスの改善が逆に駅弁屋を苦しめているケースもあるだろう。

それでも昼間の特急を中心に車内販売のワゴンに沿線の名物駅弁が積まれていることもあるのだが、最近は利用者も乗車前にコンビニの弁当などを用意する傾向が目立って、近鉄特急やJR四国のように車内販売を止めてしまった例もある。

駅弁はコンビニの弁当と違い、確かに「工場」で造られてはいても、いかにもオートメーションで・・といいたことはなく、人海戦術で弁当を詰めていることがほとんどである。そのため「手作り」に近い状態で、素材も地元の・・というものがほとんどだから、価格面とかではコンビニ弁当にかなうべくもない。そのため私自身も、旅に出たからと言って1日3食駅弁では破産してしまう。また、個人的なことで申し訳ないのだが、私は寿司や刺身、カニとかエビ、カキを好まないため、旅の最中で食べる駅弁も限られ気味だ。

 

駅弁を紹介するサイトとしては、現在では様々なサイトがあるので、今さらこんなことをする必要はないのだが、実は「駅弁」というシロモノは、世界中でもこの日本と台湾、大目に見てもイタリアのボックスランチくらしかないらしいのである。食堂車が壊滅状態に近い今、「日本の文化」とも言えるようになってきた「駅弁」を微力ながら応援していこう、と思った次第です。

「駅弁」は確かに駅売店などでの販売環境が厳しくなっていますが、反面で全国各地で行なわれている「駅弁大会」などでは、ブース内を動けないほどの人でごったがすほどの人気ぶりで、それを求める人が多いことも確かです。中には「百貨店の大会では見るのに、現地の駅の店頭で見かけなかった」というような行き過ぎも見られますが、駅弁業者もそういう場面で販売・PRの機会を増やして生計を立てているのが現状になっているようです。

「駅弁」をそうした場面で購入して自宅とかで食べることは、私自身も邪道と感じておりますが、それはそれとして、皆さんから「この駅弁はどう?」と言った耳寄り情報をいただければ、と思っております。また、「駅弁」と同時に全国各地の駅のホームを中心にほのかな湯気を上げて我々旅人を待ち受ける「そば屋」の存在も、「駅弁」と並んで列車の旅になくてはならないものです。そこでここでは、「駅弁」と並んで「そば屋」についての情報も取り上げれればと思っております。但し、現在は「準備期間」として、当面は駅弁のみとします。

 

※駅弁の簡単なウンチクや、私の方針は こちら

 

 


リンクのない地方は製作中。また、今後増えてきた場合は、地区を区切る予定です。

「北陸地方」は、福井・石川・富山・新潟県、「山陰地方」とは京都駅を除く山陰本線・舞鶴線各駅と鳥取県、島根県とします。なお、日付けのあるところは、製作当初から更新(追加)のあった地区です。

 

年号がない地区は2005年の更新。全ての地方が揃ったら、年号は外します。

 

JR西日本が2004年〜2005年にかけて実施した「ディスカバーウエスト」キャンペーン、「駅弁の達人」の対象商品。当所では、キャンペーン終了後も、「一定のステータスのシンボル」と考え、マークを残します。

 

同じくJR西日本が2005年に実施した、「山陽新幹線博多開業30周年」を記念して、停車駅で「復刻駅弁」として販売が行なわれた商品。発売は2005年1月23日〜9月30日までです。

 

 

 

北海道の駅弁(1/27)

札幌駅の駅弁
(2004/4/29)

東北地方の駅弁(2004/4/15) 関東地方の駅弁 (1/27)
北陸地方の駅弁(5/22) 中部地方の駅弁(7/15) 近畿地方の駅弁(8/10)
山陰地方の駅弁

但馬地方と鳥取駅の駅弁(9/11)

米子駅と島根県の駅弁(9/11)

中国地方の駅弁

岡山県の駅弁(2/26)

広島県の駅弁(7/15)

山口県の駅弁(1/27)

四国地方の駅弁(6/27)
九州地方の駅弁

北九州の駅弁(9/04)

南九州の駅弁(9/04)

当ページオリジナル企画

駅弁屋の当!

(7/15)

 

 

 

 


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