球団合併と球界再編を考える

 

 

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選手に球場、そしてファンのすすり泣く声が聞こえる・・・

左:一昨年新設した藤井寺球場ウラの選手寮。
右:藤井寺球場全景。

 

このページは、2004年10月03日にUPし、その後の流れを含めて加筆・修正したものです。そのため、現在の流れ・実際と異なる面もありますが、あえて直しておりませんので、ご了承ください。

 

 

 


2004年6月13日の朝、クルマで出勤中、6時のNHKラジオニュースの2番目に不穏なニュースが流された。「プロ野球の近鉄が・・」と聞いた時はそれほどビックリはしなかった。すでに1月31日と言う、「プロ野球界の元旦」を迎える前日に「球団名売ります」と言い出した球団だったし、「いよいよ身売りかな」という感じだった。しかし、まさかのまさか、「オリックスとの合併」とは・・・。これだけは予想ができなかった。

「早く続報が欲しい」という思いと、「両球団のコントロールにしてやられた」という気持ちがした。なぜなら14日は新聞の休刊日で、一般紙で取り上げるスペースをできるだけ小さく・・と目論んだことは明らかで、そうでもなければこのような球界を揺るがすようなビッグニュースなど、昨日のうちに明るみになるはずだからである。

第一印象として感じたことは、「リーグの運営は奇数では成り立たない。しかしその点を除けば、球団名売りますに比べれば、全く理解できないわけではない」という姿勢ではあった。しかし、その後の様々な混乱振りに、私の考えが大きく変わっていったことは言うまでもない。

 

 

「近鉄球団は年間40億円もの赤字が出ていた」と報道されるのを見ていると、経営する立場から見てそれに手を付けたい気持ちはわかる。どこかのJRに至っては、「赤字のローカル線など早くカットして、収益を上げて配当を増やせ」という非常識な圧力がかけられると聞く。

それがなぜ「非常識」と言うかというと、それを言う「株主」の多くが、恐らく高校時代にトイレもない単行ワンマンの、しかもわずかな本数の気動車を頼って通学などしたこともない、またそういう人間の気持ちなどわかるべくもない「外国人投資家」がほとんどだからである。

彼らは「日本固有の事情」や「JRという会社が設立された背景」「ローカル線の意義」などまるで理解せず、ただ単に「儲け」の手段として「鉄道会社」に投資しているからである。

 

スリーダイヤの件でも思い知ったが、外国企業が見捨てる時のやり方はああである(余談だが、このニュースは札幌遠征中に北海道新聞の夕刊で知った)。確かに中国地方のローカル線の中には「企業」がやっていくには厳しい路線も存在するだろうし、JRが行なっている「月1回5時間運休」はお世辞にも感心しないが、JRとしても「必要な路線だから」存置させていることは明らかであろう。

話が脱線したが、要するに今のご時世の鉄道会社と言うもの、「鉄道の本業」での採算でさえシビアに求められるようになった現在、本業とは直接関係のない事業で40億もの赤字が出れば、株主に突き上げられてしまうのは残念ながら事実の部分があるのだろうと言わざるを得ない。特に企業の会計が連結決算になってしまうと、「球団の赤字」が「親会社の赤字」となってしまうシステムになると、尚更面倒だろう。

 

・オーナーどものええ加減な発言と対応

 

私がこの構想に意義を唱えるきっかけになったのは、6月30日の「ライブドア」の近鉄買収表明に対する近畿日本鉄道の対応と、とあるオーナーの「オレの知らないヤツが入るわけにはいかんだろう」という発言である。近鉄側は「仮に現状のバファローズを身売りしても、同じ問題が起こることは明白で、一時凌ぎにしかならず、この際『球界再編』を同時に進行させたいと思った」と言いたいのだろう。その精神に真っ向から反対するわけではないが、「球界再編=1リーグ化」では、パ・リーグを応援してきたファンから反発を買うことは当たり前である。

私はこの対応で、「今回の騒動における本質の馬脚を現わした」と感じた。要するに「1リーグにしてセ・リーグの特定の球団と戦えれば、放映権料などで球団運営の改善に大きく寄与する」という考えがあったわけで、そうでもなければ「プロ野球というビジネスに入りたいという人」を「門前払い」するようなマネをするわけもない。近鉄・オリックスに関わらず一時期全てのパ・リーグのチームが「もう6と6の2リーグは成り立たないんだよ。1リーグでお願いすることになる」という姿勢を取ったことを極めて遺憾に思っている。

セの特定の人気球団との戦いにおいては、そのほとんどの試合が全国にテレビでナマ中継され、球団が手にする放映権料は莫大なものとされている。それは間違いなく赤字が叫ばれる健全な球団経営に寄与するものであることは、想像にかたくない。

しかし、それに目がくらんでファンを無視するような姿勢を取ったことが、「プロ野球を愛するファン」の心情を逆撫でしたことは言うまでもない。ぶっちゃけた話、このことは「高い交通費をかけて安い外野のチケットで応援する『ファン』よりも、クーラーの効いた自宅でごろ寝しながらテレビを見ている人」の方が大切とでも言いたいのだろうか。思い上がりもはなはだしい。

 

「ライブドア」に対して「本当に大丈夫か?」とか、「胡散臭い。会社の知名度を上げるためでは?」という声があったことは当然であろうが、だからといって愛する球団を失おうかというファンの声を無視して、その球団の存続を目論まない姿勢は「ファンをバカにしている」と言われても仕方がない。

「ライブドア」はともかく、「プロ野球ビジネス」に参入するハードルは、東京証券取引所1部に上場しているような「社会的に大企業と認知されている会社」でも、相当に高いことは、後述するが皆さんもよくご存じだろう。「ライブドア」社長のコメントではないが、「どうしたら入れるのか」という疑問を呈する人もいるだろう。それ以上に「入るために、どのような知識や勉強が必要か」という疑問が我々にある。

と言うのも、この手の問題が起きるたびに「協約の×条にこういう記述が・・」という話が出るわけだが、いわば「日本プロ野球の憲法」とも言える、「日本プロフェッショナル野球協約」そのものは、比較的最近まで簡単に閲覧することができなかったはずで、現在でも「NPB」側は公開していない。

しかしながらストライキを実施した「日本プロ野球選手会」の公式ページにおいて、「ファンの皆さんや、スポーツ法の分野を勉強されている方々、プロ野球に関連するビジネスをなさっている方々にこれらの事実を知ってもらい、改めてプロ野球の問題を考えてもらうため」野球協約や選手の統一契約書を公開するようになっている。

 

本来ならこの姿勢は逆のはずで、「ルールが簡単に確認できない」ようなビジネスに首を突っ込むようなことは簡単でないことは明らかである。もしNPB側が「新規参加者、希望する人いたら手を挙げて。但し、参入するのにはこれだけのルールがありますよ」という姿勢が必要ではないか。

 

 

・「強くする」のに「何でもあり」なのか? オーナーのアサハカなアイデア

 

オリックスは2002年から、それもダントツの最下位が続いている。さすがに3年も最下位に沈めばちょっとプロ球団としての存在意義を問われかねないと思うが、それが「合併」という話ならとんでもない話だ。そのメリットとして近鉄のエースや主軸バッターをプロテクトして入団させれば強いチームになれる、とオーナーが本気で思っているのだから笑い話といいたいところだ。

そりゃぁ今までのオリックスよりは強くなるかも知れないが、ファンにも選手にも大きなしこりを残した今回の合併で、本当にその持ち味を発揮できるのか不安である。

 

そもそもオリックスの「まるで親会社の商売を思わす」ような選手・フロント人事のやり方は誰もがよいものとは思うまい。95年ごろに大ブレイクした看板打者は元々ドラフトではそれほど上位ではなく、オリックスが手塩にかけて育て上げた選手のはずなのに、「FAされれば球団に入る金はゼロ」とポスティングを容認し、阪急からの貴重な生え抜きだった選手にもFAで海外に去られてしまい、その後満足な補強が出来なかった球団が最下位に沈むのは当たり前である。

ぶっちゃけた話、2002年や2003年に最下位にならないほうが不思議に思ったほどだ。「選手がダメなら監督だ」と言わんばかりに、まあ仰木さんが交代したタイミングは妥当としても、「オリックスをどれくらい知っているんだろう?」と思わすような人を外部から招聘したかと思えば、2年目の極めて早い段階で解雇。

そして次の年にはあろうことか「監督を代えれば強くなる」と言わんばかりにあろうことか「ライバルチーム」の監督を引き抜いてそれでもなお最下位から脱出できないのだから、オリックスを応援する皆さんが憤懣やるせない気持ちになるのも当然ではなかろうか。

去年や今年のオリックスの試合を見てほしい。伊原さんもよくおっしゃっていたが「打たれる」のはいい。例えば6−0の試合でそれがホームラン6発とか言うのならまだ「まあこんな試合もあるべさ」と言いたくなる。しかしエラーはまだしも、クッションボールの処理のもたつき、中継プレーのもたつきによる進塁・帰塁、四球・死球で出たランナーを暴投やパスボールといったミスで進塁させ、シングルヒットで上記のミス・・と、「見えないエラーやミス」で取られた得点が一体何点あるのだろうか。

それで仕上げに松中やズレータに「ドカン!」では、20点の試合も珍しくないという気持ちにさせられるし、「打ち取った打球」がヒットなんかになれば投手もイヤになろう。もちろんこういう問題は去年からあったわけで、それは西武のユニホームを着ていた伊原さんでもよくご存知だったろうから、「キャンプで何とか解決できなかったのか」という気持ちはあるのだが、現有戦力が化けるほどの進化がなく、補強選手に頼った部分のツケが大きかったと言うところか。

 

今の中日の落合監督のように「君たちには1年間チャンスをあげます。基本的に解雇もトレードもしません」はやりすぎかもしれないが、それくらい選手、現有戦力を信じて育て上げる気持ちが求められるように思うのは私だけだろうか?「選手への期待もダメ、監督を代えてもダメ、それなら合併します・・」という考えがアサハカであることは言うまでもなく、せねばならないことがあるのではないか。「オーナー自身が責任を感じていないのか」ということだ。

去年の東京ドームで「オーナー、日本経済再建の前にBWを再建し、我々に強いBWを返してください」という垂れ幕が屈辱と思わないのか不思議で、「オーナーのオレが何で辞める必要があるんだ、辞める=身売りだ」とでも言いたいのだろう。「一から生まれ変わる」手段として「合併」を思いつくくらいなら、スッキリ身売りした方がよいことは幼稚園児にでもわかることであろう。

 

 

 

・「ファンに望まれない強引な手法」で誕生した球団。

阪神の人気を上回れるわけがない

 

・経営努力が足りないのはむしろ「自治体主導の球場側」では?

 

 

オリックスのオーナーは9月8日のオーナー会議の後、「関西で阪神に匹敵する人気球団を目指す」と言っているが、その道筋が長く険しいものであることを覚悟しているのだろうか。私はこの発言も腹の立った要因の1つで、「この場に及んで何を言っているの」と感じた次第である。

「近鉄球団は努力が足りない。赤字解消、チケットの販売方法・・」と、星野仙一・阪神タイガースオーナー付シニアディレクターを始め、多くの識者が指摘するが、ここ7年、大阪ドームの近鉄戦に欠かさず通い詰めた立場としては、そうは思わない。と言うのも大阪ドームが出来た97年の頃はまだダイエーファンの方が多いこともしばしばで、熱気を見ているとライト側のファンに対して「お前ら御通夜じゃねんだぞー」と言ったこともしばしばだ。

 

 

 

しかし、2000年だったか、急にフンイキが変わりだした。明らかにライト側のファンが増えだして、こちらが圧倒されるような事態となってきた。その要因の1つに、「勢いだ、つなげ続け、山を張り、いちかばちか、そこだ打て、手を出せ、バット振ったら、ボールは飛ぶ・・・」と歌う「タオルマフラー」が揚げられると思う。

「導入直後には米子で3人しかやっていなかった」と言われた応援も、いまやすっかり名物である。また「ラッキーカード」の配布なども精力的に行なっているし、大阪ドームの入場料も1度値下げ(外野席¥1,200から¥1,000.現在は¥1,200)したことがある。また大阪市営地下鉄とタイアップした「バファローズ応援きっぷ」(地下鉄の1日券と外野席がセットで¥1,400。地下鉄のきっぷは違う日でも使用できた)は、ホークスファンの私も幾度か世話になった。また、細かいことかも知れないが、「外野席」のチケットの販売を「当日」のみに限っている埼玉県のボロドームや千葉マリンスタジアムと違って前売り券の販売も行なっており、買いやすい環境も整って、ローソン分に限っては売り切れになることも間々ある。

 

「オレ達はカネ払って観に来ているやぞ〜」というヤジを言いたくなるような試合もあるだろうが、その雑音を消すべく、「社員証」や「該当の身分証明証」の呈示で外野席が¥500や無料になる、「サラリーマンデー」や「大阪府民・市民、奈良県民デー」などの施策は、「放っておいても客が来る」福岡ドームでは聞いたことがない。

それでも「近鉄球団は客を呼び込む努力が足りない」と言うのだろうか。「現場に来てもらう」ということが大切なのは言うまでもなく、スタンドが埋まれば埋まるほど客もヒートアップするし、私は大阪では1度しか経験がないが、「満員のスタンドで応援できるほど、ファン冥利に尽きることはない」と感じる。また球場に来ればチケットの売り上げだけでなく飲食、グッズの売り上げにも貢献することは言うまでもない。

 

むしろ「経営努力が足りない」と感じるのは、「お役所体質丸出し」の、「大阪ドーム」と「ヤフーBBスタジアム」側ではないか。ここ1〜2年、大阪ドームでは外野席での「席取り」争いが激しさを増す一方で、朝の9時頃に並んで待っていると、「シートで場所取り」していた人が、開門の直前くらいに戻ってきて、着席が危うくなったことが数度あり、止む無く私も最近は「シート張り」で対応するようになった。

本当はこう言うことはしたくないし、これがヤフーならば「座れればよい」ので、そういうことはまずしない。しかし大阪ドームの場合は違う。大阪ドームの場合は「極端に前」でないとスコアボードが見えないため、どうしても「それが見える場所」に客が殺到する。一応バックネット上に「サブボード」はあり、私は別に「ラッキー7」の時に自分が映っているのを確かめようと思って前に陣取るわけではないのだが、「サブボード」では「投手の球速」が表示されない。

テレビではわかるデータでも、現場においては別で、「野球を見る上で不都合」が多いため、後ろ側での観戦を諦めつつあるのである。それらの改善要求にほとんど耳を貸さないまま7年が経過し、「シートは撤去します」と言ったような告知が出るわ、「球場外での応援はお断り」と言うだけ言っておきながら、(一時期外野の応援団は5Fに陣取っていたが)「5F席での2次会お断り」と言ってみるなど、客の立場に立った運営がまるで出来ていない。

またクソ暑い7月のナイターの折には、コンコース通路の窓を全て開け放っていたが、いくらビル風とかで対処でき、省エネ効果としても、そのやり方が正しいとは思えないほどの暑さで、感覚のズレを疑ったほどである。4・5・9月はともかく、6〜8月は逆効果であろう。第一球場内の冷気が逃げるだけだ。

 

「ヤフーBBスタジアム」も感心しない部分は多い。球場の席取りなどは問題がなく、どこへ陣取っても観やすい構造は評価できるが、「ソフト面」においては問題だらけだ。まず「再入場ができない」システムは早急な改善が必要だ。ヤフーの場合は外に出てもすることがないのも確かだが、「ファンクラブの窓口」を球場外に設けながら、「特典の引き換え」でさえかくがくじかじか説明してやっと外へ出れる始末では、いちいち説明するのもおっくうなほどである。

また一応スタンドがつながっているにも関わらずフェンスを閉じて、「内野から外野への移動ができない」システムは、最近の野球場では「旧態依然」と言わざるを得ない。これに加えて大阪の場合は中止が基本的にない上に、オリックスよりはるかに面白い野球をやるのだから、自宅から遠くても大阪へ足が向くのは当たり前である。

 

両球場共通の不満としては、「開門時間が遅い」ことが揚げられる。開門は一応90〜100分前が多いのだが、これが本当に果たして適当なのだろうか。甲子園球場では3時間前、優勝などがかかるときは8時に開けたこともある。私などは試合開始の40分くらい前になるともう動かないので、「腹が減っては戦はできぬ」と昼食・夕食を取っていると、入場してから2Fの『グリンドムモール』などをのぞくヒマがないのが実情である。

早く開ければそれだけグッズや飲食の売り上げが増える、という発想がどこにもなく、「ホームチームの練習は見せない」がためにあえて開門を遅らせるやり方がファンの支持を得ているかと思えば大間違いである。また大阪ドームに至っては客が多いと若干早く開けることはあるが、それでも2時間以上前に開けたことは皆無、6月には並んでいる最中に雨に見舞われ、「はよ開け!」とファンに思いっきり怒鳴られた始末だ。

大阪ドームの外には雨露を凌げる場所が少なく、「何でドームでの観戦にカサがいるんじゃい!」という思いで、ファンの立場に立った柔軟な対応が取れないのであれば、「大阪シティドーム」が「特定調停」を申請して大阪府民に迷惑をかける現状も当たり前だと感じている。

 

ハード面でさえこれだけの不満がタラタラ・・という状態であるが、何よりも関西の人気球団・「阪神タイガース」には、長年に渡るライバルが存在する。私だからよくわかるのだが、「岡山の阪神ファン」と「本場の阪神ファン」の一番の違いは、このライバルチームに対する意識であり、特に「本場の阪神ファン」の方々が「阪神が好きやねん」という気持ちの上に「ライバルチームだけは名前や系列の新聞を見るだけでメシがマズイ」という感情を持っている人がいることが一番違う。しかし、勝負事というもの、その「ライバルチーム」との戦いがあるからこそ面白いことは確かだ。

 

私は今までにスポーツにおいてはホークスやFCバルセロナなどを応援してきたわけだが、西武やRマドリーと言った「その程度の感情を持つ」ライバルがいるから、より力をいれて応援できるのではないかと考えている。私の長年の観戦仲間は「瀬戸鷹が西武をそこまでけなす理由がわからない」と言うが、もちろん同じ土俵を戦う相手として一定の尊敬の気持ちはあるが、「このチームに勝てれば優勝できた」年が何回かあったことだけは確かだ。「このチームに勝たない限り優勝はない」という気持ちがあるとどうしてもそういう気持ちを持ってしまうのは当たり前だ。

その中で近鉄のファンの方も確かに西武とか、「応援団の方とかと仲は悪くない(ようですね)し、ファンも尊敬するけど、強いダイエーはやっぱキライだ」という方は多かろう。しかしオリックスファンの体たらくぶりはよくわかる。

 

もちろん「天●観●」などの旗を振って一向に強くならない球団を毎日応援してきた応援団の皆さんは尊敬に値するが、特定選手がマスコミで注目されて球団の人気が出ていた頃のファンの状態はどうであったか。確かにライトスタンドはよく埋まっていたかも知れないが、特定のコールを叫ぶだけ叫んで他の選手の時になると声が小さくなったり、8回とかの打席が終わると勝負の結果如何に関わらず家路に付く人が多かった。後述するが、こんな人たちと文字通り「いてまえ」ではないが、

3点差の9回ウラでも誰1人として席を立たず、「執念」の旗を振って同点に追いつかせようとする気勢の強いバファローズのファンがくっ付けと言うのがムチャであろう。

 

 

 

・会社は合併できる。しかし「生身の選手・ファン」はムリ!

 

 

オーナーが発した言葉にいちいち触れるようなことはしないが、私がもう1つ敏感に反応したのは、「選手の雇用の場は確保されるのに、なぜストライキを行なうのかわからない」という発言である。仮に思惑通り1〜2球団減ったとしたら、それらの選手の中で「プロテクトから外れた選手」は残りの球団で救済することとなる。しかし、「総試合数」が減る上に「ダイヤモンドにいる選手」は基本的に9人である。選手の出場機会が減ることは明らかで、2〜3年のうちに「大量整理」となりかねない。選手が反発するのもムリはなかろう。

第一、確かに「プロ野球選手」は「個人事業主」なのかも知れないが、「野球」というスポーツは「ダイヤモンドにいる9人」でやるスポーツではなく、「ベンチにいる控えの選手やスタッフ、そして応援するファン」全員でやる「団体競技」なのではないか。近鉄選手会長・磯部選手の「近鉄を残せなかった悔し涙」は、「長年『同じ釜のメシを食い、汗水を流して最下位の悔しさも優勝の感動も味わった仲間達』とバラバラにならざるを得ない」ことに対する涙だったと思う。

 

 

去年の小久保のトレード騒動そのものはホークスを応援する我々はもとより、プロ野球を愛する誰もが納得行く形でなかったことは言うまでもないが、「トレード」などについては「この世界の宿命、看板選手にもあり得る」とは思う。しかし「チーム」そのものがこのような形でバラバラになってしまっては、来年から「敵」としてどれくらい気持ちを切り替えられるか不安が残る。

そして何よりも言いたいのは、「球団」という株式会社は書類上合併できるのだろうが、オーナーの発言を聞いているとどこか「大阪ドームで応援してきた近鉄ファンがそっくり新球団に移行してくれる」と思い込んでいるのではないか。オリックスと近鉄は同じ関西に本拠地は置いているが、その応援気質はまるで違う。大阪ドームでは「合併した球団の試合を我々は観に来ない」という横断幕が掲げられたが、最低でも「ファン同士の合併はできない、ありえない」と言うことである。

 

合併騒動については我々ダイエーにも火の粉が降りかかっていたわけだが、我々がキライなチームとの合併のウワサもあった(交渉はなかったようだが)。幸いにも私の同志の中にも「ライバルチームとの合併があった場合は、例え福岡にホークスが残っても応援しない」と言ってくれた人がいた。少し考えて見てほしいのだが、もしもこんな合併が実現と相成るならば、それは「巨人と阪神」、世界視野に広げるならば「バルセロナとレアル・マドリー」が合併することに等しい話であり、そのような合併に頷けるものなどいるわけはいまい。事実、私の会社の先輩のほとんどは阪神と広島ファンだが、11人中9人が「読売タイガース(カープ)を甲子園や広島市民球場で応援することはできない」と即答、残る2人も「形態による」という含みを残す回答にとどまっている。

今回の合併はそこまで極端ではないにしても、やはり今まで「ライトとレフトという対峙したスタンドで応援し、時には野次りあった相手」である。それが「球団として合併することになりましたから、来年から『あちらの』スタンドに行ってくなはれ」と言われても戸惑うのは当たり前である。

 

 

 

・「加盟料」は必要と思うが・・・

 

「新規参入」を阻む要素の1つとして、60億と言われる「加盟料」の存在があったとされる。「加盟料」に対する野球協約の条項は以下の通り。

36条の5(新参加球団にたいする加盟料) 新たにこの組織の参加資格を取得した球団は、参加する連盟選手権試合年度の1月末日までに加盟料を支払うものとする。支払方法については実行委員会の議決により延納あるいは分納よる支払いも可能とする。

新参加球団の加盟料は60億円とし、日本野球機構および同機構に既に属している全球団に分配され、各球団への分配金額は均等とする。

 

この条項が追加されたのは、「バブル」絶頂期の1991年7月15日で、目的は「プロ野球の経営に相応しいと思われない会社」が参入しないように新設された条項のようだ。

また、その新設された時期を鑑みて、「オリックス対策」とも言われている。「ライブドア」のように「オレの知らない・・」ではないが、当時中学生だった私としては、それこそ「オリエント・リースって何やりょん?ダイエーは倉敷にあるけど」という状態で、今の「ライブドア」以上に得体の知れなかった会社だ。また、今のご時世に至っても「名もなき市井のファン」がこの会社の世話になるのは、せいぜいカードとレンタ・カーくらいだ。

そういうふうな中で、「球団買収で社名を『オリックス』に変更し、名を上げる」まではよいとして、「3年くらいで他社に売り逃げ」したりしないよう、買収に高いハードルを設けた、と言われている。それは今のオリックスの状態を見ると「間違っていた、最低でも何らかの歯止めを設けたこと自体が悪いとは思えない」と思えないのである。

しかし、バブルも崩壊した今、このような金額を出して参入しようという会社が現れないのは当たり前で、やろうものなら「株主代表訴訟」を起こされそうな気がする。

 

但し、私自身は「現行の条項による加盟料には賛成できないが、新たにできる『補償金制度』はあってしかるべき」と考えている。と言うよりも今まで「なぜこのような制度が必要なのか」を論ずる場所がなかったのではなかろうか。

今回の制度ではそれが明確となり、「万が一球団が倒産した場合、球団の当座の給料を支払う」ためのお金となるとのこと。それなら私は納得できる。考えても見て欲しい。もし「球団Aは7月1日、××地方裁判所に会社更生法を申請し、事実上倒産しました」となって、その時点でチームの運営がストップしたらどうなるだろうか。

シーズン途中での倒産の場合、協約上(31条)ヴィッセル神戸のように「倒産と同時に支援会社・・」というわけにはいかず、そうかといって、「チーム運営休止」となれば、シーズンの残り試合を消化できず、ペナントレースが成り立たなくなる。倒産は止むなしとしても、そのシーズンはなんとしても終わらせねばならず、その資金が確保されるシステムは当然と思われる。

「困った時はお互い様。他球団で面倒を・・」となれば、シーズンゲームが戦いにくくなることは言うまでもない。なお、万が一球団が「破産」した時は、野球協約の34条により、「実行委員会の決定を待たず、ただちにその球団は参加資格を喪失する」。

 

 

 

・「年俸制度」を変えるキッカケとなるか?

 

ロッテの落合博満選手(現・中日監督)が中日へトレードされたとき、その年俸らしきものが「1億円」とされ、大変話題になった記憶がある(同時に税金が確か¥7千万という話も聞いたが)。もちろん当時の落合さんの実力ならばその金額に異論を唱えるものはいなかったと思うが、「1億円」を突破したことで、年俸の高止まりに歯止めが利かなくなってしまったのかも知れない。2億、3億、そして現在では5億円の選手もいる。もっとも、落合さんの場合は、ご本人が年俸にこだわったと言うより、周囲の声があった、と後刻事情ツウから聞いたのだが。

かつてオリックスに在籍し、現在は海外に行った有名とされる選手を私が好まないのは、彼がオリックス時代に「人間の価値はカネで決まる」と、契約更改に不満を漏らしたからである。「プロ野球選手」という、子供たちに夢を与えることが使命とされる職業に就く者の発言としてガッカリすると同時に、「この職業には昇進とかがないわけで、カネで評価してもらうしか方法がない」と、一定の理解を示す人も回りにいる。

 

先頃、四国に「プロ野球の独立リーグ」を立ち上げる構想が発表された。それがよいこと悪いことは触れないが、運営方法として一石を投じることになるかも知れない。四国の運輸業としての雄、そして四国ではトップクラスと言える「四国旅客鉄道株式会社」(JR四国)がすでに全面的なバックアップを表明している。直接の資金援助よりも、「テクニカル・スポンサー」として選手が移動する列車・バスを提供するだけでも、チームにとってはありがたいはずだ。「球団運営にかかる費用として、選手の移動費用に・・」と言う人がいるが、そういったスポンサーを積極的に味方につけているのは北海道日本ハム(JR北海道と全日空が株主)以外に記憶になく、そうした費用の削減にどれだけ努めてきたか甚だ疑問に思うのは私だけだろうか。 

 

恐らくここに集まる選手は、プロ野球や社会人のチームで続けられなくなった選手などが中心になるかも知れない(実際には「プロ野球経験者は不可、となったが)。その時代のプライドがある人もいるので軽々しく論じることはできないが、「野球ができる喜び」「野球で食べれるのなら」という思いで加わった選手に対して、まあ「野球で食べて行けるだけ」給料というのは極端でも、そんなに高い給料でなくてもよいはずである。

そうして「野球で食べていく」新たな体系を独立リーグが模索できて定着できたならば、将来NPBにおいてもそういう選手が登場するようになれば、給料体系を変えるキッカケとなるかも知れない。実際問題としては、協約上の問題や勝負の精神に対する面、そして選手の個々のプライドなど難しい面はあるだろうが・・・。

 

 

 

・親会社に「おんぶにダッコ」、日本のシステムで抜け出せるか?

 

ところで、「日本のプロ野球の経営」はどうあるべきかと皆さんは思われるだろうか。「親会社経営の限界」を垣間見たことは確かだが、Jリーグのような太っ腹のような運営がプロ野球でできるかどうか。私が「親会社の社長」で、もし野球とサッカーで「同じ額を出すならどちらか・」となれば、やはり親会社のメリットのある野球を選びそうな気がする。

 

「野球はファンのためのもの」というのであれば、私は日本でも「ソシオが運営するプロ球団」を早く観てみたい。私が最近ちょくちょく話題に出すスペインのサッカーチーム、「FCバルセロナ」はどれくらいの予算で運営されているかご存知だろうか。年間予算はなんと1億6270万ユーロ、日本円にして211億5000万円にも上るのである。いくらセリーグの人気球団でも、こんな予算は使っていまい。

ちなみに、世界各国から一流と言われる選手を次から次へと引き抜く首都のチームの予算は2億2500万ユーロ(292億5000万円)、2003−2004シーズンのリーガ・エスパニョーラを征したバレンシアは9000万ユーロ(111億7000万円)と、ここでも「カネがあれば・・」ということになっていないことがよくわかる。

バルサの予算はさすがに首都のチームには及ばないが、決定的な違いがある。もちろんバルサにも飲料メーカーの支援やユニホームスポンサーはあるが、ユニホームの提供先を除いてバルサのユニホームには広告が全くない。それに対して首都のチームにはドイツのメーカーの広告がある。

しかし「FCバルセロナ」をはじめ、スペインのチームはどこのチームも「決して親会社」などなく、ほとんどが「ソシオ」が主体で、広告がほとんどないバルサにおいては実に107,425人(2003年)ものソシオが支えているのである(首都のチームは69,000人、バレンシアは39,000人。「ソシオ」は基本的に「年間パス」となるので、競技場のキャパに制限される)。

 

話が脱線したが、「本当にそのチームが好きやねん」という「ファン」がカネを出し合い、クラブを、チームを強くして行く方式のチームが日本にないのはなぜか?と思うが、私には大体その理由がわかる。それは「クラブの経営に対して、一定の発言権」がソシオにはあるからである。

 

例えばFCバルセロナの「ソシオ」になれば(どこのクラブもそう変わらないだろうが)

 

1.(選挙で)会長を選ぶ権利

2.シーズンの決算報告などの総会に参加、ソシオ代表になれば投票する権利

3.ソシオの代表、役員会の一員として選ばれる権利

そして

クラブに意見を言う権利

 

があるのである。これはどんな意見でも回答が保証されており、自分のクラブに対する気持ちを素直に表現することができるシステムなわけで、ようするに「カネも出すが、一定の範囲で口も出せる」のである。そもそもクラブを司る「会長」はソシオの中から選ばれる「選挙」システムで、ソシオならチームを運営することもできる可能性がある反面、成績が低迷した時は批判の矢面に立たされ、場合によっては失脚も余儀なくされる(ちなみにバルサは2シーズン前、6位の成績で会長が失脚)。

 

こんなシステムがホークスにあれば、年間¥30,000など本当に好きな我々にとっては安いものだが、こういうシステムはまず日本では無理だろう。まずそのカネを預かって運用できる人がよほどの企業や金融機関のような社会的に信用できる機関でなければ国民の理解は得られないだろうし、法律上の問題もあろう。

また「責任を問われる」システムや今でさえ「いちいち意見を聞いて、はい、そうですか。ではこうします、と言っていたらキリがない」と本気で言う関係者が存在する現状では、まず望めないし、このシステム自体が日本にはそぐわないような気がする。J2の横浜FCは「ソシオ」形式は取っており、クラブと話し合いをしたりはできるが、経営までは無理のようだ。

以上の観点からまだ日本には「ソシオ、すなわちファンの手による球団はない。またその実現は相当困難では・・」と言うことと思われ、日本の実情にあった経営を模索するしかないだろう。

 

 

 

感情の悪化ともつれがなければストは・・

 

 

いろいろと語ってきたが、今回の件で痛感したことは「ファンとは一体どういう存在なんだろ?」ということである。「球団の赤字」という理由があれば、「株主でもない」ファンの声など無視して経営者は何でもできる、とカン違いしているのではないか。

某国営放送でこの問題が取り上げられる時よくガラガラの大阪ドームの映像が流されるが、外野席だけは一度として写されたことがない。ようするに経営者側は「外野席は入場料が安く、仮に満員でも利益が出ない」と言いたいわけで、福岡ドームもえらそうに「年間予約席は、球団の重要な収入源の1つとなります」と公言するほどだ。

それは何だ、逆に言えば「いちげんさん」はどうでもよいのか。ぶっちゃけた話、私が福岡ドームから歩いていける場所に住んでいれば買うかも知れない。しかし98年を最後に1度として公式戦を、しかもパ・リーグの試合そのものを見ることが出来ない地方に住むファンにそれを買えと言うのは土台無理な話である。そういうファンこそ大切にすべきであろうはずではないか。「大切にと言うが、その具体策は?」と切り替えされても難しいが・・・。

 

今回の件で、「世論の流れ」が変わった要因の1つは、やはり「たかが選手が・・」であろう。私はこれが「たかがファンが・・」と聞こえるのである。すなわち、彼らにとっての「お客様」と言うのは、ガラス張りで外野席のヤジや歓声など聞こえるべくもない「テラス席」や「年間予約席」などの上得意であり、「外野席の人」ではないのだろう。

言うならば「現場主義」を唱える我々に対する重大な挑戦と言ってもよい発言に、過敏に反応するのは当たり前である。第一そんなことを言われるために3時間近くも大阪までバスや鈍行に乗って行っているのではない。「観戦する必要はない」と近鉄オーナーは拒否したが、外野席での観戦を断ったのは、身の上の安全以上に、「自分の打ち出した決断を一瞬の迷いで消してしまう可能性があるため逃げた」ことは明らかだ。

一流大学を出て、「親会社」とかいうところではるかに社会情勢に詳しいような連中がなぜファンの心理などを読み取れないのか不思議に感じるのは私だけだろうか。「それだからこそひと時の感情に惑わされない、ビジネスライクな感覚が必要」と言うのなら、長年に渡って赤字を垂れ流すようことも普通しないだろう。

そう言う風に「ファン」、すなわち「お客様」の気持ちや感情を読み取れず、また読み取る姿勢も持たないまま自分たちの意のままに再編を進めようとして、「スト」という取り返しのつきにくい反発にあい、感情のもつれも手伝って多くのファンが選手会を支持したのは当然の流れである。

もちろん「現場主義」を標榜する私達だからこそ、現地で路頭に迷う「スト」には賛成できないわけだが、1つ安心したのは現地でストの憂き目に遭ってしまった皆さんでさえ「球界の将来のためには仕方がない」と肯定的な意見が多かったことだろうか。しかしその中で「球場を前にして野球を観られない悔しさ」を表現できないまま涙を飲んだ人が多かったことも付け加えておく。

 

 

・東北楽天ゴールデンイーグルスは歓迎。しかし、問題は解決したのか?

 

最後になったが、結局今回の騒動は、「東北楽天ゴールデンイーグルス」の「新規参入」によって、一応の収束を迎えた。新規参入ならびに、「杜の都・仙台」を舞台にした新たな挑戦は、素直に歓迎する。しかし、近鉄を応援していた方のことを思うと、また関西で観戦できる試合数の減少などを考えると、満足にはほど遠いが、最悪の事態だけは逃れたというところだろうか。

また、ホークスも親会社の苦境により、「福岡ソフトバンクホークス」として新たなスタートを余儀なくされたが、我々同志の多くは前向きに考えてくれていると思っている。

 

しかし、これだけは言っておかねばならない。ようするに「1リーグ」への流れがあまりにも急で、それもオーナーの野望だけで突き進もうとした流れがファンの反発を買ったのは確かで、その点では今回の「新規参入」は絶対不可欠なものだったと思う。しかし、今回の騒動は改めて「日本プロ野球が抱えている問題」を露呈したことだけは間違いがない。

年俸の高騰、テレビ放映権の問題、ドラフト制度、球団経営の難しさと透明性の確保・・などなど。そういった問題はまだ何一つ解決していないことは明らかだ。その問題の協議を継続し、解決につなげていかなければ、数年後、いやヘタをすれば今シーズンも別の球団に同じ問題が起こりうるかも知れない。

今度こそ「時間稼ぎは通用しない」という気持ちの下、選手会も「血を流す」覚悟で、指摘された部分の見直しを行なうべきである。今年の契約更改でも「(成績は上がったけど)私は球団のために、進んで減俸を申し入れました」という選手、1人でもいたのか、ちと疑問に感じている。

 

私も今シーズンはソフトバンクを応援していくことになるだろうが、1つ引っかかることがある。それはいくら外国人助っ人とはいえ、獲得のために使った資金が膨大すぎるのではないか。また「年俸100億円構想」と言って大盤振る舞いの姿勢も見せているが、ソフトバンクはそれでいいものの、他のチーム・球団がついていく余裕はない。

それこそバブル期のダイエーではあるまいし、「金があれば何でも・・」という施策は今の世の中ではあんまり感心しないし、そうやって強くなったチームに我々がそれだけ感動できるだろうか。「金を使えば優勝できる」わけではないのだから、まあ晩年のダイエーホークスのような不可解なトレード・自由契約につながるようなことは別としても、適正な球団経営を行なって欲しいと思うのは私だけだろうか。正直、仮にその外国人が80本のホームランを打ったとしても、モトはまず取れない、と思うのだが・・・。

 

 

 

 

 


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